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ナースの実習をどう乗り切るか

2016年09月01日 14時31分

ナースを目指そうと考えて、多くの人が不安を持つのが、ナースになるには、とても多くの実習があるという点だといいます。

実際に経験したことのない現場で、学生として実習をする。これまでそういった経験のない人なら、不安に思うのは当然でしょう。

ですが、考え方を変えれば、どのような職業についても、まずは知る・学ぶための研修があって、その後、現場で研修をすることがほとんどではないでしょうか。

ナースの場合は、知る・学ぶための時間が、学校での座学の授業であり、実習は、学んだことを実際に身に付けるための現場研修と同じなのです。

ただ違う点は、命にかかわる現場であるため、全く経験のない人を、知識を得たというだけで、現場に出すことはできないということで、学生の時から、現場で実習をさせて、経験を積ませるのです。

学生のあいだに現場で実習させるメリットは、実習の内容が明らかに問題があれば、実習の単位を取ることができずにナースになれませんから、その時点で、どうしてもナースには向かない人材をふるい落とすことができるのです。

というと、ナースの実習とはとても怖いものに思えるかもし れませんが、決してそんなことはありません。なぜなら、実習の目的は、学生をふるい落とすためではなく、ナースとなって現場に出た時に、患者さんやナース 自身が困らないためであるので、ごく一部の人にしかできないような難しいことなど一つもないからです。

もしかすると、一度、社会に出て経験を積んだ人にとっては、実習の課題はとても簡単に思えるものもあるかもしれません。

ナースの実習はおもに本当の医療現場で行われますが、その 際には、実際に現場で何年も経験のある熟練したナースが指導にあたってくれます。これには、実習に対して熟練ナースのアドバイスがもらえるというメリット がありますが、一方で、現場での仕事をしながらの実習指導ということで、中には、学生に余裕を持って接することが難しい指導役のナースもいます。指導役の ナースの対応によっては、落ち込んでしまう学生もいますが、社会経験のある人なら、先輩や上司が忙しく、自分だけに十分に時間をかけてもらえない、という ことはよくあることで、あまり苦にならないことが多いでしょう。ナースを目指す人にとって大切なことは、実習の単位を取得することや、国家試験合格だけで なく、ナースになった時に、現場でできるだけ早くから活躍できることではないでしょうか。医療現場での実習は、そのためには、最高の学習場面です。実習を うまく乗り切ることも大切ですが、長期的に広い視野を持ち実習に臨むことが、実習を乗り切る一番のコツだと思います。ですが、すこしノウハウをご紹介して おきます。ひとつは、これまでの経験や、教科書で学んだことを脇において実習に出ることです。社会経験があったり、すでに座学で学んだことを頼りにしたい というのは、人の常です。ですが、現場はこれまでの経験や、教科書通りになることは少ないので、自分の頭の中に頼るのではなく、指導者の言葉をよく聞いて 素直に受け入れていくとよいです。そして、戸惑ったりわからない時は、恥ずかしがらずにそのように指導者に伝えましょう。「できない自分受け入れて対応す る」ということは、ナースにとってとても重要なスキルです。